2013年10月21日

合気道には、格闘技に回帰した流派もある

前回ブログ記事の格闘技合気道に関する内容に対して思う
ところがあり、再び新しくブログ記事とさせていただきます。
前回ブログ記事:ブログのコメントについて

前回ブログ記事の最後で、合気道SAについて少々補足しています。
この件について、大勢の人の誤解を招いてはいけませんので、
再補足です。SAなど格闘技に回帰した流派は開祖の合気道から
外れているとは思いますが、かと言って、従来の合気道よりも
劣っているとは思っておりません。

また、格闘技そのものが、野蛮で下劣なものとも思いません。
最初は他人を殺すための技術でした。そして多くの人の犠牲が
あり、罪深き業(ごう)の上に成り立っている部分はあります。

本当に戦闘の手段として有効な技術か、どうか試すこと・研究する
事も、あってしかるべきでしょう。先人達から受け継いできた技術
のひとつです。日本ではサムライが柔術や剣術という形で、無駄な
殺傷を回避するように進化させてきたのものです。

世の中から犯罪やテロが無くならない限り、格闘技や護身術等
何らかの戦闘技術は必要です。しかし、即効性の高い格闘技術
ほど相手に与えるダメージが大きいため、過剰防衛に繋がる可能性
があります。☆一番手っ取り早いのは、爆弾や銃などの飛び道具の
使用ですけどね。がく〜(落胆した顔)でも、そんなもの使ったら確実に人を殺します。
世界規模・地球規模ですと、原子爆弾( ̄口 ̄;

護身や逮捕が過剰防衛にならないようにすることは、難しい
ことです。この点につきましては、さらに思うところがあり、
機会をみて、今後の記事に記したいと考えております。

開祖から塩田剛三先生へ引き継がれた合気道(養神館合気道)を、
再び格闘技として再編纂した流派が合気道SAや覇天会です。
格闘技性を封印して、精神性を求めた開祖の合気道に対し、
格闘技として見直しを図る人物が出てきても、おかしくないと思います。

守離破・・・または、守破離・・・。
武道も宗教も、分派・改宗が起きます。
万物が変化・流転する様な現象の一つではないでしょうか?

関連ブログ記事:
守・離・破!
万物は流転する 〜 脱力は進化(退化)なり

ただ、開祖の考えに沿った合気道を行う場合、格闘する時点で、
敗北です。開祖の創始した合気道ではなくなると思うのです。


ネットの掲示板で、「合気道は使えない」とか「弱い武道」などと
揶揄されることが多いですが、上記のような捉え方の違いが
理解できていない為に起こる誤解だと思います。

格闘技として練磨するなら、やはり型稽古だけでは不足だろうと
思います。型と組手(乱捕り)が揃って、初めて車の両輪の如く、
格闘技として成り立つのだと考えます。

関連ブログ記事:型稽古と乱捕稽古の比較(利点や欠点)

本来の合気道と、試合や乱捕り(組手)を取り入れた合気道流派との
違いは、開祖が提唱する合気道の精神性を取るか、実戦で有効性の
高い武術・格闘技を追求するか?といったところではないでしょうか?
みなさんは、どう思われますか?


読んでいただき、ありがとうございます。

合気道ブログで日々の稽古を考える。

紹介:札幌で合気道するときは・・・札幌合気道会について

2013年10月19日

ブログのコメントについて

ここ半年の間、ときどき異常なコメントを頂くことがあります。
腹が立つというよりも、何か悲しい限りです。
コメントを頂くのは結構ですが、人格を否定するような発言に
対しては、即削除します。例えば『バカ』とか『合気道稽古したこと
ない奴の発言』等。あとは、意味不明(イタズラ的)な書き込み等も。

異なった意見を記される場合、例えば『私は違う考えです。***
なので、○○○だと思います』などのようなコメントでしたら、
削除の対象にはしないでしょう。

ブログはあくまでも個人が管理しているものです。オーナー個人の
考え方、感じたことに賛同できない・気に入らない・嫌い・・・等
拝見された方の考え方・価値観にそぐわないことが、あるかも
知れません。嫌悪感や苛立ちを覚える場合は、どうか退出されて
ください。それでも、異常な発言を記された場合は、遠慮なく削除
させていただきます。ここは、私のブログです。

ちなみに、それらコメントの内2つに対して、まともにお答えしたい
と思います。コメント内での否定的な表現は省きます。

【コメント@】
合気道はカウンター技ではない。合気道は当身で攻撃するものだ。

@に対する私の返信
合気道はカウンター(合わせ)技です。自分から攻撃せず、
攻撃してきた者に対して、ボクシングのカウンターの如く返す
技法の武道です。自分から攻撃しないから、試合もしないのです。
当身で攻撃し、破壊するような行為は『真の武道ではない』と
合気道開祖もおっしゃっています。

関連ブログ記事:合気道は合わせ(カウンター)技

【コメントA】
合気道は格闘技である。

Aに対する私の返信
合気道は格闘技ではありません。上の@とも関連しますが、
自分から攻撃する武道ではないからです。
真の敵は己に有り』で、和合を理念とする武道は、格闘技では
ありません。ただし、格闘技が元になって生まれた武道には違い
ありません。武道全てが格闘技とは限らない ということです。

関連ブログ記事:
格闘技から愛の武道へ
合気道とは
スポーツ性と武道性

※合気道SA(シュート合気道)などのような、試合・乱捕りを
取り入れた流派は、これら返信(@・A共)に該当しないと考えます。
格闘技であり、自分から攻撃することもあるでしょう。
試合をする時点で、すでに本来の合気道とは、違った武道であると
感じます。同じ『合気道』と言う名前でも、全く異質なものでは、
ないでしょうか? 本来の合気道は、型稽古のみです。


読んでいただき、ありがとうございます。

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合気道ブログ|稽古日記 posted by Aiki_Master at 00:09 | Comment(3) | TrackBack(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月18日

北海道合気道連盟秋季講習会

久々に合気道ブログの更新です。今回は日記的なことを記します。
少し前の話になってしまいますが・・・今年も10月5日と10月6日の
二日間、北海道合気道連盟秋季講習会が行われました。

10月5日は、午後13:30から15:00まで、学生の部(北海道学生
合気道連盟所属の各大学)が行われ、一般の部は15:30から17:00
まで行われました。18:30から地元のレストランで、師範を囲んで
懇親会も行われました。
10月6日は、午前中のみ講習会が行われ、午後からは第26回北海道
合気道演武大会が行われました。

2013年_北海道合気道連盟秋季講習会

演武会は、道内各所属道場での普段の稽古の成果を披露する良い
機会として、皆さん真剣に演武を行っていました。
各道場の指導者演武、各道場の稽古生による演武が行われ、最後は、
今回講習会の講師である大澤勇人七段合気会本部道場指導部師範に
よる演武で締めくくられました。

講習会では、半身の歩幅を少なめに取る事で、精緻かつ素早い体捌き
や運足が可能になるということを中心に教えていただきました。
但し、大澤師範のような強靭で柔軟な足腰があって初めて、あのような
狭い半身での運足・体捌きを長時間継続して行うことができるのだろうと
感じた次第です。

合気道演武会パンフレット

演武会閉会時の挨拶で、大澤師範が『北海道合気道連盟は、全国の
他の合気道連盟に先駆けた模範的団体としての位置付けがあります。
と仰っていたのが印象に残りました。


読んでいただき、ありがとうございます。

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