2014年02月28日

力を出し切ったところで技を行う(力のゼロ地点その1)

先日、我が合気道道場で、「受けが力を出し切ったところで技をかける
ということを学びました。受けが力を出し切ったところ、いわゆる力が
ゼロになる地点で、技を繰り出すのが良いということです。

これは、受けが動き切っていないうちに、技をかけると崩しが不足して
いて、崩しが完了しない内に技をかけているということなのです。
投げよう」という意識が強く、タイミングが早過ぎるというわけです。

関連ブログ記事:
技のタイミングと点火タイミング / 合気道と自動車工学

当日の稽古は、横面打ち四方投げでのワンポイントアドバイスでした。
受けが横面打ちを打ち込んで来ている最中に、技をかけてはダメです。
受けが打ち込みの勢いによって、前方隅への崩れが最大になる地点で
技をかけ始めるということです(下図参照)。

横面打ち四方投げ・悪い例
▲横面打ち四方投げ・悪い例 : 横面打ちが終わらない内に技を行う

横面打ち四方投げ・良い例
▲横面打ち四方投げ・良い例 : 横面打ちを完了した時点で技を行う

引っ張っている四方投げ
▲引っ張っている四方投げ:
 上記『横面打ち四方投げ・悪い例』を行うとこのように成り易い。

横面打ち四方投げは、合気会の合気道では、四級審査で行う技です。
教える先生によって多少考え方が異なるとは思いますが、打ち込み
の仕方には、大きく分けて次の2パターンがあるでしょう。

@受けは片手で横面打ちする。取りは両手で一教運動の如く正面打ち
  を行い、受けの腕を掻き落とす。

A受けは両手を使う。片手で横面打ち、他方で、取りの打ち込みを防御
  する。取りは受けの横面打ちとは反対側に打ち込む(一教運動で)。

※ありがちな勘違い:@・Aの両方で、取りの(受けの腕を掻き落とす)
  手の動きも、横面打ちになってしまう人が多いようです。
  正しくは、一教運動による正面打ちです。

関連ブログ記事:基本は、やっぱり一教運動

関連ブログ記事:一教運動その2

力を出し切ったところで技を行う(力のゼロ地点その1)』は、
横面打ちに限った話ではありません。
突きの動作に対しても言えます。合気道技で例を挙げると、
突きの入り身投げ(斬り上げタイプ)などがあります。
腕を出し切っていれば、自由に斬り上げしやすい。

力のゼロ地点:突きの出切った地点
▲突きの出切ったところが力のゼロ地点となる。

力のゼロ地点については、他の場面もあるので、次回記事で
記します。


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2014年02月23日

雪道銀世界

先日、関東地方でも大雪の日が続いていました。
北海道で大雪は当たり前ですが、普段、雪が降らない東京では
大雪が降れば大変な事になります。
鉄道のダイヤも自動車も交通に大きな支障が出ておりました。
東京で雪だるまを見られるなんて、めったにない事です。
埼玉県や山梨県など一週間以上経った今でも、孤立している集落が
あるとのこと。一刻も早く道路が開通することを願うばかりです。

さて、「雪・雪・雪」の北海道ですが、雪が降ると、なぜか冷たい
空気が清らかに感じられます。白い雪が周囲の物や空気までも
清らかにする・・・と言う感じがします。
一説によりと、雪が降る時、白い龍神様が降りてくるのだとか。

そんなこんなで、神様繋がりではないのですが、円山公園の雪道と
北海道神宮の東門とを歩いてきた時の写真が以下です。
午前中で曇り時々雪の天候でしたが、冷たい澄みきった空気が音も無く
神聖な雰囲気でありましたので、思わず写真に収めてきました。
静かな銀世界は神聖な雰囲気が感じられます。

円山公園での分岐点
円山公園での分岐点:
右が至る「北海道神宮東門」、左が至る「円山動物園」

分岐点の看板
分岐点の看板・拡大写真:
上の写真『円山公園の分岐点』での看板を拡大した写真

北海道神宮東門
北海道神宮東門
雪が無い時は階段があるのですが、積雪で埋もれています。

今回も合気道とは全く関係ない?
いえいえ、『神様』つながりで・・・大本・・・植芝盛平開祖・・・合気道
ということで。わーい(嬉しい顔)


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2014年02月16日

札幌モーターショー2014

本日行って来た、地元イベントについてです。
合気道の話題から離れますが、ご了承を・・・f^_^;)

北海道札幌で自動車の祭典『モーターショー』が行われました。
モーターショーというと、2年に一度、千葉県の幕張メッセで開催
される『東京モーターショー』のことを指す場合が多いです。

今回地元札幌で開かれたモーターショーは、東京モーターショー
のように大規模なイベントではありませんが、国内9メーカー(内
二輪専門のヤマハと川崎の2メーカー含む)、海外(32メーカー)
が出展しておりました。他にダンロップ(タイヤメーカー)、JAF等の
自動車産業と関わりのある企業も参加していました。

今回のモーターショーは2月14日(金)〜2月16日(日)の三日間、
札幌ドームで開催されていました。

全景
ざっと全景

今回出展されていた参考出品車などは、昨年の2013年第43回
東京モーターショー』で出展されていたものと同じですね。
私は東京へ行ったわけではないですが(後でネットで調べました)。

トヨタFV2
トヨタの参考出品車「FV2」

FV2は、ハンドル無しで、体重移動によって舵取りをする未来の
コンセプトカーですね。流線形のフォルムが美しいです。
既に電動立ち乗り二輪車の「セグウェイ」が市場に出ていますが、
この商品と同じような原理で動く車です。

SUZUKI_リカージョン
スズキのコンセプトカー(2輪)「リカージョン」

フォルクスワーゲン_ビートル
愛らしいフォルムのフォルクスワーゲン「ビートル」

スバル_レヴォーグ
スバル(富士重工)のコンセプトカー「レヴォーグ」
今年2014年4月、間もなく発売予定だそうです。

最新の自動車技術は、やはりエコカーの向上を追求したものが多く
電気自動車やハイブリッドカーが多く展示されていました。

※ハイブリッドカー:原動機に電動モーターとエンジンの両方を備えた
  自動車のこと。走行状況によって、エンジン駆動、モーター駆動を
  切り替えます。減速時にエンジンがエンジンブレーキとして機能
  するように、モーターが発電機として電気ブレーキ(回生ブレーキ)
  を発生します。回生ブレーキは、バッテリー側へ電気エネルギーを
  還元するので、エコとしても効果絶大なのです。わーい(嬉しい顔)
  バッテリー充電量の限界により、電気自動車は走行可能距離が一般
  のエンジン車に比べて短いです。しかしハイブリッド車はエンジンでも
  発電が可能なため、電気自動車の欠点を補うことができます。反面、
  エンジンとモーター(電動機)の両方を備える為、重量増とコスト高の
  欠点があります。エンジン車よりも燃費が良い事や環境にもやさしい
  ことが長所です。エンジン車、電気車、ハイブリッド車それぞれに長所
  と短所が存在します。

ポルシェ
ポルシェのハイブリッドカー

日産ズィーオットアールシー
日産の「ズィーオットアールシー」・・・電気自動車のレ―シングカー

各自動車メーカーによって呼び名は異なるけれど、事故防止の技術
も発達していますね。誤発進抑制装置とか、スマートアシストなど
アクセルとブレーキを間違え暴走する事故を防止する技術が盛んに
取り入れられております。

エマージェンシーブレーキとかレーダーブレーキサポートなど
衝突回避を行う(自動的にブレーキを作動する)技術も盛んです。
CMで盛んに宣伝していますよね。
※スマートアシストは、ダイハツ工業の商標ですが、衝突回避と
  誤発進防止の両方の機能が含まれている総称とのこと。

上記は一昔前までは無かった技術です。一昔前は、ABS(アンチロック
ブレーキシステム)とかTCS(トラクションコントロールシステム)が
流行りましたが、今では搭載していて当たり前の技術です。
※ABSはブレーキによるタイヤのロック、スリップを防止する技術、
  TCSはアクセルによるタイヤの空転、スリップを防止する技術です。
  雪国では無くてはならない機能です。
え?ドリフト走行ができないって?ダメダメ安全運転ですよ!わーい(嬉しい顔)

東京モーターショーには、過去2回ほど行ったことがあります。
その頃、関東地方に住んでいたので、電車で気軽に行けました。

初めて行ったときは、19歳の若かりし頃でした。連れの友人に
カメラを貸したところ、車やオートバイの写真は殆ど無く、
コンパニオンのお姉さんの写真ばかりでした(>_<)
私が撮った写真のみ、かろうじてオートバイや車などの展示物
の写真が写っていました。当時を思い出しました。わーい(嬉しい顔)


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