2015年02月22日

上半身の先行/下半身の遅れ

先日ブログのアクセス解析を見ても、やはり合気道の記事にしか
アクセスが見られませんでした。先日の中東情勢の記事はアクセス
が殆ど見られませんでしたね。

合気道のブログですから、合気道に興味を持っている人から
アクセスしてくれるわけで、当然と言えば当然のことです。

しかし、今回の日本人人質殺害事件には、非常に考えさせられた
ことがあり記事にしました。ご了承のほどを。

さて、久々に合気道の話題に戻ります。

下の絵(左のbefore)を見てください。
これは、よく見かける光景です。

膝行の後れ  膝行
        before                after

※beforeが悪しき姿(膝行の後れ)、afterが理想の姿です。

そうです。
座り技、特に一教系の技(一教〜四教)に見られる膝行の後れ
です。右足が後ろに残っていますよね?

ただ、これって何かに似ていませんか?

はい。立ち技での入り身不足腰の引けです。
下の絵も参照してください。※『腰の引け』とは、所謂へっぴり腰のこと。

入り身不足 入り身
        before                   after

※beforeが悪しき姿(入り身不足)、afterが理想の姿です。

座りでも、上体が先行し、腕と体幹がバラバラに動くと同じような状態
になりやすいです。腕だけに意識が行ったり、焦って技をかけようと、
投げることに意識が先走るとこんな状態になるのではないでしょうか。

膝行の後れは、次の動作への遅れに繋がりやすいという理由から、
指摘が多い事象のひとつです。

膝行の終盤は、きちんと足を引き寄せて、次の膝行や動作へ繋げる
準備をしておきましょう。

合気道にありがちな失敗のひとつ。
気をつけたい。

関連ブログ記事:
合気道での有りがちな失敗
入り身不足にならない為に、腰から動く


読んでいただき、ありがとうございます。

合気道ブログで日々の稽古を考える。

紹介:札幌で合気道するときは・・・札幌合気道会について

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合気道ブログ|稽古日記 posted by Aiki_Master at 23:48 | Comment(5) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月18日

アラビアンナイト

アラビア(中東)情勢のことについて触れてきましたが、今回も
合気道から外れて、もう少々アラビア(中東)に関する話を・・・。

合気道をアラビア語(アラビア文字)で表記すると、下記のように
なります(画像で表示)。

合気道

アラビア文字は、右から左へ向かって表記します。
昔の日本語も同じですね。

気のせいでしょうか、日本語のひらがなを裏返しにすると、
アラビア文字のように見えてしまいました(下記)。
がんばろうにっぽん」の下が裏返しに表示した画像です。

がんばろうにっぽん

↓ 裏返しにすると・・・

がんばろうにっぽん_裏返し

これを一本の線で繋げると・・・(下の画像)

がんばろうにっぽん_裏返し2

どうでしょう?アラビア文字に見えませんか?わーい(嬉しい顔)

話は変わって、
子供の頃、描いていたアラビア人に対するイメージと言えば、
髭が長く、ターバンを頭に巻いて、壺から顔を出したコブラ
を巧みに操る蛇使い というイメージをいだいておりました。わーい(嬉しい顔)

ターバン

今思えば、アラビア人とインド人を混同していたかも知れません。わーい(嬉しい顔)
インド人も頭にターバンを巻きますよね。同じイスラム圏だから?

インドは、イスラム教の他に、ヒンドゥ教やゾロアスター教など
宗教面でも多角的な文化を持っております。他にジャイナ教や
バラモン教、シーク教という宗教もあるとのこと。

また、キリスト教や仏教も信仰されています。
インドは仏教発祥の地ですが、イスラム教徒による弾圧の結果、
一時期滅亡しました。しかし、20世紀になり、仏教改宗運動によって、
数十万人の仏教徒が誕生しました。

と考えていたら、インド人でターバンを巻くのはシーク教徒だけ
らしいです。ヒンドゥ教など他の宗教の信者ではターバンを着用
しないみたいです。


シーク教:ヒンドゥ教や仏教*と同様に輪廻転生を肯定する宗教。ヒンドゥ教で肯定
されているカースト(階級)制度は否定されている。これはイスラム教の影響もあるから
だといわれている。儀式、偶像崇拝、苦行、ヨーガ(ハタ・ヨーガの意味)、カースト、
出家を否定し、世俗の職業に就いてそれに真摯に励むことを重んじている。
宗派としては、カールサー派とアカーリー派の二つが存在する。
* 仏教内にも一部では、輪廻転生を否定する宗派が存在する。



インドからアラビアへ話を戻します。

子供の頃といえば、『シンドバットの冒険』という物語を夢中になって
読んだ記憶があります。

アラビアンナイト千夜一夜物語)』という作品に登場する物語です。
物語中の物語で、アラビアンナイトで語られる1001話の内の一つです。

シンドバットの冒険以外にも『アラジンと魔法のランプ』とか
アリババと40人の盗賊』といった物語が有名ですよね。

シンドバットの冒険』は絵本の挿絵が良かったのか、一番好きでした。

物語の舞台の中心は、イラクの首都『バクダット』です。
物語に登場する時代(中世)では、貿易の要になっている街です。

そのバクダット・・・子供の頃は、絵本の影響もあってか
アラビア人の商人達が平和に暮らしている街』というイメージを持って
いました。

絵本の中では、モスク(イスラム教の礼拝堂)の様な建物の大広間に、
ペルシャ絨毯が敷かれているという風景が一般的な景観でした。

バクダットに対しては、貿易が盛んで、貿易商の往来も多く、人々が
幸せに暮らしているという情景を思い浮かべておりました。

ところが実際には治安が悪く、紛争が絶えず、テロの脅威にも
曝されているような危険な街なんですね。がく〜(落胆した顔)

バクダットが『シンドバットの冒険』で読んだときのような平和な街になる
ことを願っております。


読んでいただき、ありがとうございます。

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タグ:合気道

2015年02月13日

人命の重み5(終わりのない戦争)

今回も前回に続き、合気道の話題から外れます。
前回ブログ記事『人命の重み4(荒廃する中東情勢)』からの続きです。

報復が報復を呼び、ひとつの紛争が終わっても新たな紛争が
起きて、新たなテロ集団が生まれてきています。

イ〇〇〇国は、アメリカを憎み、イスラム教シーア派を憎み、
人質を捕った立て籠もりの犯人みたいです。

彼らだって、この世に生まれたときは純真無垢な赤ん坊であった
はずです。親族(先祖・家系)の影響であったり、育った環境で
あったり、どこかで歯車が狂いテロ集団に成長するのでしょう。

勿論、アメリカのような国際警察的な国家が存在しないと、世界は
テロ集団による独裁社会になるかも知れません。
殺戮と剥奪が平然と行われる社会になるかも知れません。がく〜(落胆した顔)

しかし、イ〇〇〇国へ空爆を続けても、根本的な解決には至らない
でしょう。話し合いによる解決? 話し合って解決できるような相手
なら、既に解決できてますよね。ふらふら

有志連合による空爆も、テロリスト達が行っている殺害と根本的に
違いはありません。突き詰めていくと、罪人も人間、命の尊さには
変わりはないです。そうすると『「死刑」もどうなのかな』と考えさせ
られるところです。『再発防止の為には必要』という考え方などから
実施されているわけですが、難しいです。

イ〇〇〇国の戦闘員達の中には、イラクのフセイン時代の軍隊に
所属していた者もいるそうです。その者達の中には、イラク戦争の
騒乱のさなか、家族がアメリカの空爆で殺されて憎悪を抱き、報復
を誓ってテロに参加したという経緯もあるのではないでしょうか。

残虐なテロは、許しがたいことではありますが、そういった背景にも
目を向ける必要があるのかも知れません。

日本の安倍総理大臣は、あくまで人道支援のために資金を提供する
と表明したつもりですが、ヨルダン等に支援する資金が空爆などの
戦闘に関わる費用に充てられると、イ〇〇〇国には誤認識されたの
かも知れないですね。

1月17日に安倍総理がエジプトで『テロ対策の支援』の旨、声明を出した
ことが、そもそもの誤解の種になったのではないでしょうか。

なんとかならないでしょうか? この泥沼の状況。

合気道で、一番強い技、それは自分を殺しに来た相手と友達に
なることさ』という塩田剛三先生の名言、世界規模での実現は、
不可能でしょうか? 戦争の無い社会を願って止みません。


読んでいただき、ありがとうございます。

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