あります。
精度の高い体捌きとは・・・どんな人(受け)にも通用する体捌き
だと思います。どんな人に対しても同じ体捌きでは、体格の違い・
身体の柔軟性、受けに関する柔軟性、合気道の経験年数等の
条件により、通用しなくなる可能性があります。
どんな条件に対しても、柔軟に調整が出来ている体捌きこそ、理想
とする合気道だと考えます。
※調整項目・・・間合い・立ち位置、受けとの角度、入り身の距離・進行方向、
転換や転身の角度、腰の回転角度、転回する位置、歩幅、一足or二足、接点の圧、
斬り上げや斬り下げの高さ、円弧(円相)の大きさ、スピード、タイミング、
自身の重心の高さ、上下動の大きさ 他
理屈で分かっても、未だ未だ体得できていないので・・・ムズカシイ
完璧に出来るならば、合気道の達人ですよ!
前々回ブログ記事 : 基本は体捌き(足捌きは重要)
合気道における足捌きの基本要素は4種類あります。
入り身・転換・転回・転身です(下図参照)。
入り身や転身は単独で行われることはありますが、転換や転回は、
入り身と組み合わせて行われる場合が多いです。
『転換』は、『体の転換』とも呼称されています。
『転回』は『転回足』とか『体の変更』とも呼称されています。
【転換】
転換は、軸足を中心に回転する捌き方です。
転換は所謂、コンパスで円を描くように動作する捌き方です。
転換の角度は180°が多いですが、90°だけ転換する事もあります。
180°向きが変わる場合でも、半身の左右が入れ替わりません。
関連ブログ記事:半身について
【転回】
転回は体軸を中心に回転する捌き方です。
180°向きが変わるため、半身の左右が入れ替わります。
関連ブログ記事:「転回足を練る」図解追補、 転回足を練る
【転身】
転身は前足と後ろ足の前後関係を入れ替え、かつ半身の左右も入れ
替わる体捌きです。受けの攻撃線に対して内側に捌く方法です。
合気道の稽古では、技の開始、技の途中の節目、技の完了(残身)
時は、半身の姿勢に成っていることを、確認しながら稽古すること
が重要です。
技の節目の例:三教の極め・・・足位置は半身に成っていること。
上の挿絵の足元は、半身には見えませんが、大目に見てください(笑)。
☆他には、肩取り二教の裏の半身の入れ替え時や片手取り四方投げ
(表)の半身の入れ替え時が、技の節目の事例です。
技の完了時は残身▼ ・・・足位置は半身に成っていること。
半身の姿勢を確認するからと、足元ばかり見ていてはダメです。
下を見ると頭が下がり、体軸のブレや腰の引け、前ノメリといった
弊害が出やすくなるので注意が必要です。
一重(ひとえ)の半身になっていること。二重(ふたえ)の半身は
バランス的に安定してはいますが、入り身で受けとすれ違う(攻撃を
かわす)ときに、大きく膨らんでしまいます。
関連ブログ記事:入り身の目的
読んでいただき、ありがとうございます。
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紹介:札幌で合気道するときは・・・札幌合気道会について