浮かびます。
(1)正面打ちでの赤ちゃん打ち・・・上体がのけ反るような正面打ち
『どうぞ、投げてください』と言っているような打ち方ですね(笑)。
(2)崩れた中心軸・・・受けより取りが崩れているような状況
▲取りが崩れた四方投げ
もちろん、取りと受けが反対にならないとダメです。
武道的に見ると、受けから反撃されてしまいます。
取りが真っ直ぐな軸を保ち、受けが斜めに崩れることが理想です。
合気道で、中心軸(体軸)は大切。
(3)窮屈な体捌き(四方投げ、一教裏など)・・・腕で引っ張っている。
例えば、一教(裏)では、取りの脇が開いて肘が上がり、窮屈な
状態で引っ張るような状態になっているケース。
四方投げでは、肘を突っ張って、相手(受け)の腕を引っ張る
ような状態になっているケース(下方(5)のケースと似ている)。
いずれも間合いが詰まり過ぎていることや、正中線前で処理して
いないことが原因です。
(4)腰が引けている・下を見ている
▲正面打ち一教(表)の腰が引けた入り身
▲腰が引けた残心
関連ブログ記事:入り身不足にならない為に、腰から動く
合気道で、姿勢は大切。
(5)正中線前で捌かない。・・・結果(3)と同様、腕で引っ張っている。
以下、例として横面打ち四方投げの捌きを挙げてみました。
▲横面打ちからの捌き:悪い例
正中線前に接点がないため、腕で引っ張るような状況に陥ってしまい
ます。関連ブログ記事:崩しを維持する(回復させない)
▲横面打ちからの捌き:良い例
合気道で、正中線は大切。
(6)正中線からずれた正面打ち・・・(5)と似通った状況
▲正中線からずれた正面打ち
正中線上に無く、腕が伸びきったような打ち方になりがちです。
▲正しい正面打ち
自分の正中線前延長線上で打つように示していますが、厳密には、
相手の正中線上(額の真ん中)を目がけて打ちます。意識づけとして、
自分の正中線前に手刀を構えます。
受け身として
(1)『受けが早すぎる』
・・・まだ投げていないのに勝手に受けを取る(気が早い?)
(2)飛び受け身で、前を向かないから、横向きになってしまう。
(3)つま先が斜め方向に向く為、真っ直ぐに前回り受け身を取ることが
できない。
などの失敗例があるでしょう。
まだ、あるかも知れませんが、思い当たるケースを挙げてみました。
合気道の稽古時、気を付けましょう。
読んでいただき、ありがとうございます。
合気道ブログで日々の稽古を考える。
紹介:札幌で合気道するときは・・・札幌合気道会について