柔道や空手道など試合のある武道では『男性クラス』、『女性クラス』
のように、試合や乱捕り稽古をすることを考慮して、男女別になって
いる所も多いことでしょう。合気道は、型稽古のみなので、体力差の
考慮が殆ど不要なためと言えます。
ただ、女性の方の中には、『男性と稽古したくない』と思っている
人もいらっしゃるようです。男性では、汗だくの人もいますからね。
動いているときに、汗がかかったり、汗だらけの手で触られたりする
のが嫌だというのが、理由のひとつに挙げられます。
私は男性ですが、同じ男性でも、相手の汗がかかったりするのは
正直、不快です。身だしなみとして、汗対策は必須です。道衣の懐に
小さな手拭は用意しておくべきですね。ただし審査のときは、手拭が
落ちるようなことがあってはいけないので、道衣の懐へ入れておく事
はできません。
『男性が嫌』と思う女性の方には、汗だけでなく、触れる行為その
ものが嫌だと思っている方もいるようです。どこかのサイトで、その
ような意見を見たことがあります。
入り身投げで、相手の首根っこを抱える行為は、要注意です。
そもそも男性が、女性の後ろへ入り身して行う技自体、気を使って
しまうものです。教えるとき、自身はセクハラ行為をしていないつもり
でも、腰の位置を確認するために、お尻を触ってしまったとか、その
ようなセクハラに成りかねない行為は、ご法度です。
合気道の稽古の場合、老若男女が混合で稽古することが殆どです。
性別、年齢色々な人と触れ合うからこそ、技も変わり、間合いも変わり
上手くいったり、いかなかったりするから稽古になるのだと思います。
それを嫌がるのは、『ちょっと勿体ないなぁ』とは思うところです。
でも、『嫌なものは嫌なもの』、強制するわけにもいきません。
考え方・感じ方は人それぞれです。個人の考えは尊重すべきです。
どうしても、『男性が嫌』、でも『合気道の稽古はしたい』ということで
あれば、女性専用のクラスや女性教室を扱っている道場もあるので
そちらの方へ、稽古へ行くしかないですね。道場によっては、特に女性
クラスを設けているわけではなく、最初から男女別々で組む道場もある
ようです。
本日も合気道の稽古に行ってきましたが、女性指導員と稽古して、
色んなアク出しをして頂きました(色々と教わりました)。 ご指導、
ありがとうございます。
入り身投げのとき、間合いが離れすぎなのか、自分の方向へ『道着
を掴みながら引っ張ってしまうときがある。この行為は女の子と稽古
するとき嫌われるかもよ』と、アドバイスして頂きました。
道着を掴む癖はよろしくないですね。まぁ、それ以前に間合いの
取り方をもっと研究しなくては、ならないのですが・・・
痛くしないことも重要です。女性だけでなく男性に対してもです。最近、
稽古の開始時、無意識に女性よりも男性を選んでいる事に気が付き
ました。やはり、対女性は気を使う程度が大きいから、面倒?なのかも
です。でも、そんなこと言ってては、色んな人との稽古の機会を狭めて
いることになります。好き嫌いしないように稽古します。
読んでいただき、ありがとうございます。
合気道ブログで日々の稽古を考える。
紹介:札幌で合気道するときは・・・札幌合気道会について
女性と組む時は確かに気を使いますが
男性と稽古をすると無駄な力が入っているようで
女性指導員に教えてもらった時、「今日は力が抜
けてますね」と言われました
相手が女性ということで柔らかく?動いたのが良
かったのでしょうか
確かに、柔軟性がある女性と稽古しているときは、良い影響を
受けて、力が抜けて動きも柔らかくなることがあります。
逆に、柔軟性が無く固いがっしりした男性だと、上手く技が
かからず苦労する事が多いと思います。抵抗されているように
感じるから余計力が入ってしまう事態に陥りやすいです。
相手のせいにしては、いけませんが、組む相手によって技の
かけやすさが変わってくることは多いですね。
初心者の頃、ある先生によく言われたのは、「固い人とばかり
稽古してはダメ、ときどき柔らかい女性と稽古することによって
技がスムーズにかかったときの感覚というものを覚えられる」と
教わりました。
やはり、お互いに無駄な力を入れ過ぎているようで固い動きになっています。
柔軟で流れるような動きにはなりません。
相手が力を入れるのは自分が入れているからだ。と抜けるように努めています。
初心者の方同士ですと、お互いに受けも取りも上手くいかず、
力みやすくなってしまいます。
崩れてもいないのに崩れる必要は無いのですが、
合気道は型稽古、受けを練ることも必要です。
取りに合わせて、綺麗な受けを取ることも稽古です。
受けが「痛くされる」と無意識のうちに警戒して、
ガチガチに固くなり、取りからは、抵抗しているように感じられます。
そうすると、取りは技がかからない為、力任せになりがちですね。
痛いから抵抗する(受け) → 力任せに技をかける(取り)
→ 痛いから、なお更抵抗する(受け)
というように悪循環を生みます。仮に痛さはなくても、力任せの
作用では、無意識のうちに抵抗してしまいます。