2015年08月09日

内転換(内側に外転換)は、隅落とし系と近似の崩し。

今回記事は、前々回記事の続編的な話になります。
前々回ブログ記事:
四つの体捌き図解追補 : 受けと取りの対面関係

ブログ記事タイトル中の「隅落とし系」とは・・・
相手を後ろ隅に崩す技のことを指します。

該当する合気道技として、隅落とし、小手返し、四方投げ
などです。

後ろ隅に崩すとき、受けは後ろ受け身を行う場合が
多いですが、身体が投げる方向へ向いたときは、前方へ
飛び受け身を行うことになります。

この前方飛び受け身の体制になったときの、お互いの
立ち位置が内転換(内側に外転換)で捌く合気道技の
場合と、同じである
ということです。

取り:外(裏)  対  受け:内(表)

文章で書くと、分かり難いかと思いますので、下の絵を
参照してください。左が小手返し、右が内転換(内側に
外転換)からの呼吸投げです。

小手返し 内転換(内側に外転換)からの呼吸投げ
▲隅落とし系(小手返し) |  内転換(内側に外転換)からの呼吸投げ▲

取り:外(裏)  対  受け:内(表)の立ち位置の関係ですが、
受けが崩れていない状況だと、取りが不利というのが
前々々回のブログ記事の内容でした。

前々々回ブログ記事:内転換のもう一つの解釈?

でも、受けがしっかり崩されている場合は、合気道技として
成り立つ体捌きである ということでした。

隅落とし系崩しの技(隅落とし、小手返し、四方投げ)に
関しても、同様に崩されていれば、取りが背中側を受けに
見せていても、問題無いと言うわけです。


読んでいただき、ありがとうございます。

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