前回記事に引き続き、youtube動画についての話題です。
前回は『
他人の脳を操る』というテーマで紹介しましたが
今回は『
自分の脳を操る』というテーマで紹介します。
前回ブログ記事:
他人の脳を操る動画は沖縄心道流空手の師範である宇城憲治氏出演の番組です。
番組名は『
探険!ホムンクルス〜脳と体のミステリー - 必殺技は視覚トリック…脳をダマせばボブ・サップに勝てる!』です。
ttp://www.youtube.com/watch?v=NRORn422zOY"
タイトルは「
武術空手」です。先頭にhをつけてアクセスしてください。
『
正しい姿勢』に関しては、時間目盛8:00頃から開始します。
上記動画では、宇城憲治氏がムキムキのボディビルダーと立腕相撲
で対戦し、見事に捻じ伏せています。それどころか、相手側に手首を
倒した状態から(腕相撲に負けた状態から)スタートしても、逆転して
一瞬で勝っておりました。
勝てる秘密は、
正しい姿勢にあるのだそうです。
全身8か所に筋肉の動きを見る測定器を当てて測定したところ、
ボディビルダーは腕の部分だけの筋肉を使っていました。
対し、宇城憲治氏は
背中や胸、脚の筋肉を使っていて、腕の筋肉は殆ど使っていないのです。
全身の力を効率良く使い、筋肉ムキムキ
マッチョのボディビルダーを捻じ伏せていたのです。
全身の力を効率良く使うには、正しい姿勢がカギになっている
ということです。
合気道でも活用できそう!
人間は、体の使い方を覚えるのが、小学生の頃だそうです。小学校の
時に、安定ある立ち方は『
気を付け』の姿勢で、つま先を真っ直ぐ正面に
向けた立ち方だと教わった方が多いのではないでしょうか?
そのせいなのか、つま先を正面もしくは内側へ向けた立ち方は
安定性の高い立ち方だと、誤解している人が多いとのことです。
※内側へ向けた立ち方・・・つまり内股(X脚)傾向の立ち方です。
上記動画では、足底の内側に荷重をかけて踏ん張る状態を紹介して
います。この姿勢を『
内旋』と呼ぶそうです。
『
気をつけ』の姿勢に対して『
休め』の姿勢は軽い『
外旋』だそうです。
足先を外側に向け、足底の外側に体重を乗せる立ち方が外旋です。
※どちらかというと、がに股(O脚)傾向でしょうか。
▲内旋 ▲外旋
内旋は、大変不安定で身体全体に力が入らない。反対に
外旋は体の
重心が安定し、色々な運動において内旋よりも力が出せることが
分かっているそうです。
番組では、取沙汰されていないのですが、合気道や他のいろいろな
武道の先生で、足底の外側かつ踵寄りの荷重が良いと提唱する先生も
おります。つま先寄りの荷重は不安定だということのようです。
つま先の近く拇指級に体重を乗せることを小学校から中学校にかけて、
体育の授業で教わった人が多いことでしょう。しかしこれも、その先生
からすれば、思い込みや誤解であるとのことです。本州の合気道道場で
踵荷重を推奨している先生がいます(インターネット上で得た情報)。
とすると・・・以下の過去記事の『
拇指級に体重を乗せる』の説は間違い
だということになります。『
転換時は踵側に体重を乗せる』が正解なので
しょうか?どなたか明解な答えをお持ちの方いらっしゃいましたら、
コメントくだされば、ありがたいです。
当ブログの記事『
体軸(センター)について その1』での
「
2.体軸(中心線)と脱力の関係」で、以下のように説明しております。
"
合気道の場合、回転動作(転換・転回・転身の体捌き)を行うとき軸足は、親指の付け根(拇指球)に体重を乗せるのがポイント "
それと、こちらでも・・・
関連ブログ記事:
半身について:
合気道の体捌き『
転換』を説明しています。
※上記リンク先で、上から3つめの図「
180°転換の図」において、
拇指球に重心を置くように示しております。
【斜面が舞台のスキーの場合は?】
しかし、スキーでも踵荷重を行うと、後傾にならないでしょうか?
足裏全体で雪面を捉え、ターンするときは外足の内側に体重を乗せ
(スキー板のエッジに乗り)、拇指級を中心に荷重していくのが
正解ではないかと思います。なんでもかんでも、足裏の外側かつ
踵寄りの荷重ではなく、あくまでも平坦で傾斜の無い場所での立ち方
と解釈して良いのではないでしょうか?要は地球の重力を考慮する。
※
後傾:足首が緩んで身体全体が後方へ傾くこと。
後傾になるとスピードが増して制御が効かなくなる事が多い。
スキーでは、膝を入れ、ブーツの前側に脛を当ててやや前傾
姿勢をとることが重要です。
関連ブログ記事:
体軸(センター)について その3 「スキー」の場合宇城憲治氏は、現代に生きる武道の達人です。本当に凄い先生です。
合気道的な体捌きで突き・蹴りをかわし、効率的な力の使い方を実践
する達人です。合気道を主体とする武道の祭典『
AikiExpo』に招かれ
Aikiニュースにも紹介されています。
※
AikiExpo:アメリカで行われた武道の祭典。
演武会や各師範による講習会が行われたイベントです。
合気会の合気道の他、養神館、大東流合気柔術(近藤勝之師範)、
養正館武道、システマ(ロシア武術)、心道流空手(宇城憲治師範)
などが参加しました。
我が道場・清田体育館の情報はこちら⇒:
清田区体育館へのアクセス読んでいただき、ありがとうございます。合気道ブログで日々の稽古を考える。紹介:札幌で合気道するときは・・・札幌合気道会について