今回は、前回ブログ記事(下記)の続編です。
精度の高い体捌きを目指す2(転換は入り身+転換)
合気道では、半身の姿勢で構えます。
受けと取りの半身の状態の組み合わせによって、以下のパターンが
存在します。
右相半身:取りの右足と受けの右足が前に出ている。
左相半身:取りの左足と受けの左足が前に出ている。
右逆半身:取りの右足と受けの左足が前に出ている。
左逆半身:取りの左足と受けの右足が前に出ている。
要するに、向かって同じ側の足が互いに前に出ているのが逆半身、
向かって互いに反対側の足が前に出ているのが相半身です。
関連ブログ記事:
『精度の高い体捌きを目指す1(足捌き基本要素・四種類)』では、
全て逆半身での足捌きを図示しました。
今回記事では、相半身と逆半身両方を図示した図解を作成しました
ので掲載とします。(入り身・転換・転身)
相半身が逆半身と異なる点は、入り身や転換(入り身部分)にて、
歩み足で、半身の入れ替えを行っている点です。
※左半身ならば、右半身へ,右半身ならば、左半身へ入れ替えている。
逆半身では、送り足で進むため、半身の方向は変わりません。
※転回については、相半身・逆半身とも同様な形態ですので、
前述のもの1種類のみ記載しております。
※転身については、突きや正面打ちに対する相半身・逆半身の他、
横面打ちに対応する相半身での捌き方についても掲載しました。
横面打ちにしても、正面打ちや突きにしても、相手(受け)が
相半身で打って来ようが、逆半身で打って来ようが、どちらでも
対応できるようにすべきかと思います。
横面打ちだから、相半身・・・とか、天地投げだから逆半身・・・とか、
固定せずに考えたほうがよいでしょう。勿論、基本としては、上記の
ようになりますが。
通常は、横面打ちを相半身で打って来て捌くように稽古をして
いますが、相半身でなければならないとは限りません。
他の合気道会の方々と合同で稽古できる講習会に参加したとき、
横面打ち四方投げにて逆半身で打って来る他会の人がいました。
私は未だ当時、三級でしたので、横面打ちは相半身で稽古するものと
決めつけていたこともあり、すぐさま足を入れ替えて相半身の状態に
修正しました。すると、他会のお相手さんも、足を入れ替えて逆半身の
状態に戻してしまうのです。
『えぇ〜!逆半身でやれってかい・・・』と心の中で叫んでいました。
おそらく他会のお相手さんも、逆半身でしか横面打ちを稽古したことが
なかったからだと思います。
※逆半身で打って来る理由として、前に出ている側から打つ方が、早く取りに到達
するという理由が考えられます。そうすると突きや正面打ちにしても
同様に逆半身で打つ方が、取りに素早く攻撃を仕掛けられると言えます。
合気道会によっては、全く違った形態で稽古している場合があり得る
ということです。
相手が相半身・逆半身のどちらで打って来ようとも、問題なく捌ける
ようにしましょう。
読んでいただき、ありがとうございます。
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